娘の発達診断で気づく。まさかの妻が発達障害診断、からの職場でうつ状態を乗り越えた1つの方法。
妻が発達障害診断
実は、妻がADHDであると診断を受けたのは約1年半前、つい最近なのです。

娘のことで発達障害を調べているとさ、自分に当てはまることがとっても多いんだよね

ママが生きづらさを感じているなら、脳の特性なのかハッキリさせた方がママ自身が楽になると思う。
仕事の人間関係で苦労してるって家で泣いてるのを見ているのは、オレも辛いんだよ
受診するキッカケとなった会話はこんな感じだったと記憶しています。
妻が自分で納得できる心療内科を受診し、約1か月後に夫婦で結果を聞きに行きました。
先生「注意欠陥多動です」
その一言の後は、今までの色々な事柄にまるでパズルのピースがガンガンはまっていく感じで

そんな特性を持っていたからなのか
と、パパの気持ちが楽になったのを覚えています。
いずれこの時の出来事とか細かなことも書いていけたらいいかなと思います。
面白かったのは帰りの車の中で妻が

中学の時の塾の先生に教えてやりたい!くっそー!ボロカス怒りやがって!私のせいじゃなくて脳の特性だ!
トラウマが一個解決したようでした。
発達障害診断で本人が受ける衝撃
今年の24時間チャリティー番組で妻が

障害は感動じゃなくて、障害は障害だよね~
と言っていました。なかなか哲学的な感じです。
パパなりに色々考えさせられた言葉でしたよ。
障害を一言で表現すると、「病気は治る、障害は治らない」と説明されることが多いですよね。
そしてその障害が生まれつきなのか、日常生活にどの程度影響を与えているのか、によっても意識の差が大きいと思います。
さて、「大人の発達障害」は障害としてどの立ち位置なんでしょう。
生まれつき脳に障害を持っている。けれど、障害だと教えてもらえるのは後になってから。
う~ん。先天的だけど、何も変化してないのに後天的に障害だと言われる。
これはショックが計り知れないと思いませんか。
「大人の発達障害」は診断後に「スッキリした。人生の謎が解けた」なんて話をネットでは見かけるのですが、本人にとって美談になる話ではないでしょうね。
発達障害を受容することから始める
発達障害だと診断された後に、皆さんが一番イヤだなと思っていることは「受容」すること。ですよね。
発達障害を調べてこのブログにいらっしゃった方は、きっと、なんだか分からないモヤモヤを抱えている感じだと思います。言葉で表すと先の項目で書いた「衝撃」や当該項目の「受容」が一番の関心事ではないでしょうか。
そこで、妻が発達障害を受容するためにどんな苦労をしているのか分かりやすく説明したいと思います。
5段階くらいでガッツリ簡単にザックリ書きます。
①ショック:障害?そんなはずないでしょう。
②期待:訓練が進むと元にもどるんじゃね?
③悲嘆:元には戻らない、だと?
④努力:適応に向けて努力を始める。
①~④をグルグル繰り返す
⑤受容:少しづつ新しい自分を受け入れる。
発達障害のことについて妻と話しをするときは、どの段階の話なのかをなんとなく考えながら話しています。
ただ、常にそこまでアンテナを張り巡らせなくても良いとは思います。
知識として分かっていれば家族ぐるみで受容に向っていけるイメージですね。
妻がうつ状態
妻が病院でADHDの診断を受けた時、同時に「うつ状態」の診断を受けました。
うつ病一歩前の症状です。
原因は仕事の人間関係だったので診断書を職場へ提出し、辞めたいと伝えたら即了解を得られ、現在完治しています。
発達障害を抱える方は職場のトラブルに巻き込まれやすいと思います。
妻の場合、若い頃は「ドジっ子キャラ」で通っており、
真面目でサボることも無いので職場での人間関係も良好だったようです。
(若い頃の職場仲間の何人かは今も妻の友達です)
出産と育児で仕事を退職し、
息子が幼稚園に通うようになって約10年ぶりに仕事を再開したら
人間関係にゆがみが生まれ「うつ状態」となりました。
もちろん性格や能力にも左右されると思いますが
パパと妻は発達障害に焦点を当てて今後を考えました。
今後うつ状態にならずに働く方法
発達障害であることを少しづつ受容できるようになると、本人側からアクションを起こせる様になってきます。
今回、職場の軋轢でうつ状態にまでなって退職したけれど、次働く場所で同じ事にならないようにどうしら良いか。
採用面接でADHDであることを伝える。
これが今の正解なのではないかと考えています。
伝えることによって職場に甘えるわけではないですよ。
妻が「やたら出来ること」や「やたら出来ないこと」の理由が分かっていると、
職場の方が困ったりイライラしないですむってスンポーです。
現在の仕事は、

今日でちょうど配属から3か月と事務さんが教えてくれたよ
頑張っているようです。
パパが薄給でゴメンヨ(遠い目)